石神井公園駅北口徒歩1分、歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
近年、メディアで取り上げられる機会の多い歯周病。
患者さんの歯周病に関する知識も向上していると思います。
しかし、いざ自分の口腔内歯周組織の状態 歯周病の進行状態になると、把握している人は少ないのではないでしょうか?
歯周病は、silent disease 沈黙の病気とも言われます。
気になる症状がなくても、何年も歯科医院に行っていない方、ブラッシング時に歯肉から出血する、喫煙者、糖尿病などの全身疾患を有する方、歯と歯の間が空いてきたと感じる方などは、一度歯科医院で歯周組織の精密検査を受けたほうがいいでしょう。
この患者さんは、時々歯肉から出血するのが気になるといって来院された患者さん。
本人は自覚していませんでしたが、お口全体にプラークや歯石が付着しており、歯肉の炎症が著明でした。
特に下顎の前歯部の裏側には歯石が多量に付着していて、歯肉がかなり腫れています。
写真ではなかなか確認しづらいですが、歯周ポケット内にも歯石(歯肉縁下歯石)が強固に付着しています。
患者さんに、口腔内写真やアニメーションを用いて歯周組織検査の結果を説明すると、その結果に驚いていました。
そこまでの状態になっているとは思ってもいなかったようです。
患者さんのプラークコントロールを改善し、歯石の除去などのプロフェッショナルケアを行うと・・・
歯肉の炎症も改善し、腫れていた歯肉がこのように引き締まります。
前歯の裏側にびっしり付着していた歯石も無くなり、歯もきれいになりましたね。
一部の歯間部歯肉に少し炎症がありますので、あと一息です。
患者さんに治療開始前と現在の口腔内写真を見ていただくと、その変化に驚いていました。
その後のブラッシング指導、しっかり聞いて頑張って練習している姿が印象的でした。
もうこの患者さんは安心です。
これからも、こういう患者さんが増えるよう積極的に歯周病治療を行っていきたいと思います。
カテゴリー:症例